ヴァイオリン(バイオリン)・ヴィオラ(ビオラ)・チェロ・コントラバス・弓の販売・購入 - 弦楽器インターネット通販

弦楽器通販のエフストリングス・ホームページ - バイオリン・ビオラ・チェロ・弓の販売 エフストリングスは弦楽器インターネット通販の老舗です
 エフストリングスHOME   商品リスト   ヴァイオリン   ヴィオラ   チェロ   コントラバス   カートを見る(お会計)   ヘルプ 
商品検索: 画像表示
 ヘルプ > 商品について > 弓について

【弓の役割】
楽器本体の製作者ではストラディヴァリやガルネリなど名工の名前をご存知でも、弓の名工の名前をご存知の方や、その役割について楽器本体ほどに注目している方は少ないのではないでしょうか。

ところが、著名な演奏家の中には弓の方が楽器本体よりむしろ大切なくらいだと指摘する方もいます。この指摘はある意味では的を得たものと言えます。なぜならば、弓は楽器の付属品ではなく、補助するものではなく、音楽を作り出す上で、本来は楽器と同等の役割を担うものだからです。

良い弓に巡り合うと、それだけで今まで弾けなかったパッセージがうまく弾けるようになったり、弓自体の持つ音響特性あるいは楽器の性能を充分に引き出した結果として音が良くなったりと、音楽を創り出す上で大きな役割を果たしてくれるでしょう。


【弓の価値】
弓の価値は、ヴァイオリン本体の場合と比較し、素材の比重が50%と最も大きく、次に細工の技術が40%、調整の技術が10%の割合でその能力が決まると言われています。

最も比重が大きい素材については、現在の弓の形が200年以上前に完成して以来、フェルナンブーコ材が最上級とされています。この木は、比重、弾性、音の伝導率などの点で最も弓に適しています。現在ではブラジルの極限られた地域にしか生息しておらず、入手が非常に困難になりましたが、最高の弓を作るためには欠かせません。

フェルナンブーコ以外に弓の材料として使用される素材の特徴を以下にまとめます。

  • ブラジルウッド
    木目がなく加工しやすいのでしばしば大量生産品に用いられますが、腰が弱く反り戻りしやすい上、音はそば鳴りでぼんやりしています。
  • スネークウッド
    バロック弓に用いますが、モダン弓にすると腰が弱く適しません。
  • アイアンウッド、ジャカランダ、シュガーウッド
    重すぎて操作性に劣ります。
  • その他
    サクラ、カバなどは良質材料の入手が困難な時代に使われましたが、本来の弓の性能は期待できません。
その他の部品とその素材としてとしては、主に以下のものが挙げられます。

※各部の名称についてはこちらをご覧下さい。

  • フロッグ
    エボニー(黒檀)が一般的です。丈夫で吸湿性に優れているので最適な素材と言えるでしょう。高級な弓には鼈甲(べっこう)や象牙を用いているものもありますが、これらは実用性よりむしろ芸術性を追求したものと言えます。
  • ラッピング
    絹糸、金属線、鯨髭などが用いられます。スティックが磨り減らないようにする目的や、すべり止めの働きもありますが、素材による機能面での決定的な差はありません。弓の重量バランスを調整する目的で素材や巻数を調整します。
  • サムグリップ
    牛皮、山羊皮、蜥蜴(とかげ)皮などが用いられます。ラッピング同様、素材による機能面での差はありません。
  • フェルール
    安価な弓には合金、高価な弓には銀、金などの金属が用いられます。フェルールは直接弓毛に触れる部品なので、見た目の美しさの他に、金や銀の優れた音響特性による機能的な差もあります。
  • アイ
    白蝶貝、アワビ、トコブシ、真珠などの貝が用いられます。フロッグ下部のスライドやアジャスターの装飾にも同様に貝を用います。これらは装飾部品です。
  • チップ
    象牙が最も適するとされています。必要以上に硬くないため、衝撃を受けた際にヘッドを痛めない特質があります。大変高価なため、安価な弓には人工象牙やプラスチックを用います。象牙の他にはエボニーを用いることもあります。

細工の技術については、ヘッドの形の美しさ、フロッグ(毛箱)の各種パーツなどの加工技術の精密さのことを指します。このことは見た目の美しさ、芸術性という観点と、弓の性能をフルに引き出せる正確な加工が為されているか否かという両面から評価できます。例えばフロッグとスティックの接合部が完全に一致していることにより弓毛を張った場合に均一なテンションを得ることができます。

最後に調整の技術とは、弾きやすくバランスのとれた弓とするために、ときには材料の特質を見極めながら、反りを付けたり、弓そのものの重さや重量バランス、スティックの径を微妙に調整するなどの作業を指します。奏者にとっての弾き心地はこの作業に大きく依存します。例えば全く同じ重さの弓でも、調整如何で羽のように軽く感じることもあれば、重くてコントロールが困難になることもあります。


【弓の選び方】
弓の良し悪しを数値的に判断することは楽器同様非常に難しいことですが、良い弓とは以下の特徴を備えているものと言えます。
  • 弦にぴったりと吸い付く感触があり、かつ跳ばしなどの技巧的なパッセージを的確にコントロールできる
  • 弓毛を強く張ったり、無理に力を入れなくてもきちんと音を出すことができる
  • 楽器の能力を引き出し、美しい音色を奏でる
これらを実現するためには、前項で述べた素材と調整の技術が重要になります。スティックの材料に良質なフェルナンブーコを用いていることは、良い弓を探すための前提条件となると言えるでしょう。なお、スティックの形状(丸、八角)は弓の性能には関係ありません。好みで選択すれば良いでしょう。

素材が良いものであれば、次に弓のキャラクターが気になります。これは、奏者の好みや熟練度によって選ぶことになります。一般には、初心者は強めの弓を選択すれば、弓をコントロールする基礎をしっかりと学ぶことができるとされています。様々な表現力や扱いやすさは二本目以降の弓に求めるのが良いでしょう。

調整の技術は数値や言葉で説明するのが困難です。一点、数値で表せる基準としては重量があり、重い弓は強い傾向が、軽い弓はしなやかな傾向があります。しかしそれ以上に重要なのがバランスです。奏者が感じる重さはほとんどバランスによって決まります。アンバランスな弓は実際の重量に関わらず重く感じたり、扱いにくいものとなります。以下に参考データとして弓の一般的なサイズと重量を示します。

スティックの長さ 重さ
Vn 73cm 55〜65g
Va 72cm 65〜70g
Vc 69.5cm 70〜80g

【注意点とメンテナンス】
  • 弓は高温・多湿に弱いので、エアコンやストーブの近くに置いたり、車中に放置しないようにして下さい。
  • 弓は破損しやすく、スティックが折れたり、ヘッドが破損した場合にはほとんど元通りに修復することは不可能です。強い力を加えたり、落としたりしないよう充分注意して下さい。
  • 弓毛の張り方は、良質な弓の場合はスティックの真中で弓毛との間隔がちょうどスティックの太さほどが目安です。あまり張りすぎるとスティックに負担がかかり、反り戻してしまいます。また、弾き終わった後は必ず弓毛を緩めて下さい。
  • 新しい弓毛には松脂をまんべんなく塗って下さい。二度目以降は軽く全体に塗る程度で構いません。楽器を汚さないよう、松脂を塗った後に弓毛を軽く指で弾いて余計な粉を落として下さい。
  • 弓毛は消耗品ですので、交換が必要です。交換時期は @毛が数本切れ始める A松脂をつけてもすべる B松脂がつきにくい などの症状が目安となります。プロは1〜2週間、毎日弾く方で1〜2ヶ月、普通のおけいこなら3ヶ月〜半年程度が目安です。

【各部の名称】

1. チップ - Tip
2. ヘッド - Head
3. スティック - Stick
4. ラッピング - Wrapping
5. サムグリップ - Thumb Grip
6. フェルール - Ferrule
7. アイ - Eye
8. フロッグ - Frog
9. アジャスター - Adjuster

楽器について 弦について

ヴァイオリン(バイオリン)の販売・購入 | ヴィオラ(ビオラ)の販売・購入 | チェロの販売・購入 | コントラバスの販売・購入
商品検索: 画像表示
Copyright © 2001-2017 FSTRINGS Inc. all rights reserved.
ご利用規約 | 店舗運営者(特定商取引法に基づく表示)
より専門的なご相談は…ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・弓の専門店 販売・鑑定・修理・買取 チャキ弦楽器 (東京日本橋)