内容は主としてこの名器の作品に焦点を当てたもので、Fagnolaが製作した各種モデルの中から、典型的な傑作のみを厳選し、28挺を掲載。特定の師を持たなかったFagnolaは、同郷の偉大な先人、Joseph Rocca(1807-1865)の作品を所有し、お手本としていたことが知られていますが、まさしく彼が長年所有した、そのもののRoccaをも掲載。その他、ファニオラの弟子であったRiccardo Genovese、Luigi Azzola、甥のAnnibalottoの作品も紹介しています。
全掲載作品はボディの表裏とスクロールの接写、各所測定サイズを掲載。作品概観の他には、製作者の個性が現れるブロックやライニングの素材および仕上げ、オリジナル・ラベル等、アイデンティフィケーションの重要な資料となる楽器内部の接写も掲載しています。文字通り、Fagnolaという製作者の何たるかを知るにあたり、必携の書籍です。なお、楽器に関するこれほど高度な資料では極めて珍しく、日本語と英語の併記となっています。
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■ページ数:163p ■サイズ:30cm ■装丁:ハードカバー ■もくじ(Contents)Preface, History, The Instruments, Interiors and Details, Measurements, Bibliografia, Acknowledgements ■言語:日本語/英語
真作の傑作を多数掲載
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単なる楽器図鑑に止まらない密度の高い内容 |